年末年始旅行【関東の穴場】子連れ向けスポット5選とおすすめの宿

「年末年始旅行に行きたいけれど、どこも混雑しているし、料金も高い…」

「子連れで長距離の移動や人混みは、正直疲れてしまう」

そんな悩みを抱える関東在住のパパ・ママへ。年末年始の特別な時間を、家族みんなが笑顔で過ごせる「穴場」スポットを旅行のプロが紹介します。

この記事では、激しい混雑を避けつつ、子どもたちが思い切り楽しめる関東の穴場旅行先を厳選してご紹介。

「年末年始旅行＝疲れる」というイメージを覆す、子連れに優しいスポット5選と、快適な宿の選び方を徹底解説。この記事を読めば、今からでも間に合う、家族の最高の思い出を作るヒントが見つかります。

年末年始旅行【関東の穴場】子連れ向け厳選スポット5選

年末年始の旅行先として定番のテーマパークや有名温泉地は、どうしても混雑が避けられません。子連れ旅行で大切なのは「子どもがストレスなく楽しめること」。ここでは、人混みを避けながらも冬の魅力を満喫できる、関東の穴場スポットを5つ厳選しました。年齢や興味に合わせて、ぴったりの行き先を見つけてください。

1.【千葉県・房総エリア】冬でも温暖！花摘みと海の幸体験

関東の中でも比較的温暖な気候の千葉県・房総エリアは、冬の子連れ旅行の穴場です。年末年始でも「花摘み」ができるスポット（例：白間津お花畑）があり、寒いのが苦手な小さなお子様でも楽しめます。

また、冬が旬の海の幸も魅力。金目鯛や伊勢海老など、新鮮な海の幸を味わえる宿や飲食店も多く、大人も満足できます。都心からのアクセスが良い割に、箱根や伊豆といった定番観光地ほどの激しい混雑がないのが、年末年始における最大のメリットです。

• おすすめの子連れ層: 乳幼児～小学生
• 穴場な理由: 「海＝夏」のイメージが強く、冬の観光客が比較的少ない。温暖なため、屋外活動のハードルが低い。
• アクセス: 東京湾アクアライン利用で都心から約1.5～2時間

2.【栃木県・那須エリア】動物ふれあいと室内施設が充実

那須高原は避暑地のイメージが強いですが、冬の年末年始旅行にも最適です。「那須どうぶつ王国」や「那須サファリパーク」など、動物とふれあえる施設は冬でも営業していることが多く、特に「那須どうぶつ王国」は屋内施設が充実しているため、天候や寒さを気にせず楽しめます。

雪が降ることもありますが、それが逆に「雪景色の中での動物ふれあい」という非日常体験に。周辺には子ども向けの室内遊び場や、日帰り温泉も点在しています。夏休みや紅葉シーズンに比べて観光客が格段に減るため、ゆったりと過ごせるのが子連れには嬉しいポイントです。

3.【埼玉県・秩父エリア】都心から近い自然と氷柱アート

「遠出はしたくない、でも非日常を味わいたい」という家族には、埼玉県・秩父エリアがおすすめです。関東の都心から電車（西武線特急など）で約1.5時間とアクセス抜群ながら、豊かな自然が広がっています。

秩父の穴場といえば、冬の風物詩「三十槌の氷柱（みそつちのつらら）」です（例年1月上旬ごろからライトアップ）。自然が作り出す氷のアートは圧巻で、子どもたちの心にも強く残るはず。また、秩父エリアには「西武秩父駅前温泉 祭の湯」のような新しい複合温泉施設もあり、日帰りでも宿泊でも楽しめます。年末年始は近場の温泉地でのんびり過ごしたいというニーズにぴったりです。

4.【群馬県・みなかみ町】本格的な雪遊びデビュー

「子どもに雪遊びをさせたい」と思っても、スキー場は混雑やリフト代が心配…という場合、群馬県・みなかみ町が穴場です。みなかみ町は、関東でありながら豪雪地帯。

大規模なスキー場だけでなく、ファミリー向けの小規模なスキー場や、「雪遊び専用」の広場（例：水上高原リゾートのキッズパークなど）が充実しています。ソリ遊びやスノーシュー体験など、スキーやスノボをしない小さな子連れでも楽しめるアクティビティが多いのが特徴。都心からのアクセスも良く、雪道運転が不安な場合は新幹線（上毛高原駅）と宿の送迎バスを利用する手もあります。

5.【神奈川県・三浦半島】混雑知らずの絶景とグルメ

年末年始に「初日の出」や「初詣」を計画する家族も多いでしょう。しかし、有名なスポットは早朝から大混雑します。神奈川県・三浦半島は、都心から近いにもかかわらず、ゆったりと絶景を楽しめる穴場です。

城ヶ島公園や観音崎公園など、海と富士山を望む絶景スポットが点在。マグロで有名な三崎港では、年末年始も営業している（要確認）飲食店で新鮮な海鮮丼を味わえます。 派手なテーマパークはありませんが、美しい景色と美味しい食事、そして何より「混雑の少なさ」が、年末年始の子連れ旅行に安らぎを与えてくれます。

関東の年末年始旅行｜子連れにおすすめ「穴場な宿」の選び方

子連れでの年末年始旅行において、スポット選びと同じくらい重要なのが「宿選び」です。特に関東の穴場を狙うとはいえ、年末年始はどこも混雑しがち。宿での滞在時間が快適であれば、旅行全体の満足度が格段に上がります。ここでは、子どもの年齢や目的に合わせた「失敗しない宿選び」のポイントを解説します。

乳幼児連れは「部屋食・貸切風呂」が安心

0歳から3歳くらいの乳幼児を連れての旅行は、周囲への気遣いがストレスになりがちです。特に年末年始の混雑したレストランや大浴場はハードルが高いもの。

宿を選ぶ際は、「部屋食（または個室食）」と「貸切風呂（または温泉付き客室）」に対応しているかを最優先で確認しましょう。 部屋食であれば、子どもが騒いだり食べこぼしたりしても安心です。また、貸切風呂があれば、家族だけで気兼ねなく温泉を楽しめ、子どものお風呂デビューにも最適です。これらの設備は人気が高いため、早めの予約が吉です。

小学生連れは「体験アクティビティ付き」が満足度大

体力を持て余しがちな小学生連れの家族には、宿が独自に提供する「体験アクティビティ」があるかどうかもチェックポイントです。

たとえば、宿の敷地内でできる「餅つき大会」「凧揚げ」「ナイトウォーク（星空観察）」など、年末年始らしいイベントがあると、子どもたちは大喜びします。また、前述の「みなかみ」エリアのように、「雪遊びプラン」や「いちご狩りプラン」など、近隣施設と提携した宿泊プランも狙い目。ただ泊まるだけでなく、宿自体が目的地になるような場所を選ぶと、満足度が大きく変わります。

「ウェルカムベビーの宿」認定施設を選ぶメリット

「ウェルカムベビーの宿」とは、ミキハウス子育て総研が認定する、赤ちゃん・子ども連れファミリーに優しい宿泊施設のことです。

これらの宿は、以下のような基準（一部）を満たしています。

• おむつ用ゴミ箱、ベビーベッド、ベッドガードの貸出
• 大浴場にベビーチェアやベビーソープが完備
• 離乳食の提供（アレルギー対応含む）
• 角が丸い家具の配置など、安全性への配慮

認定されている宿は、子連れ旅行に「慣れている」スタッフが多いため、万が一の際も柔軟に対応してくれる安心感があります。関東エリアにも多くの認定宿があるため、特に乳幼児連れの家族は、宿探しの際にこのキーワードで検索してみることを強くおすすめします。

今からでも間に合う？年末年始の宿探し3つの裏ワザ

「もう年末年始まで時間がない！」と諦めるのはまだ早いです。人気の宿は埋まりがちですが、以下の3つの方法を試してみてください。

1. 「日程」をずらす: 12月28日〜1月3日を避け、12月26日〜28日や、1月4日以降にずらすだけで、空室が見つかりやすく、料金も安くなることがあります。
2. 「宿泊予約サイト」を横断チェック: サイトによって確保している部屋数が異なるため、Aサイトで満室でもBサイトでは空いている場合があります。
3. 「直前キャンセル」を狙う: 宿泊日の1週間前～3日前になると、キャンセル料が発生するタイミングで一定数のキャンセルが出ます。こまめにサイトをチェックするか、宿に直接電話してキャンセル待ちを依頼するのも有効な手段です。

探し方	メリット	デメリット
日程をずらす	料金が安くなる・空室が見つかる	年末年始のピーク感を味わえない
サイト横断	思わぬ空室が見つかる可能性がある	手間と時間がかかる
直前キャンセル	人気の宿に泊まれる可能性がある	確実性が低く、直前まで決まらない

子連れで年末年始旅行（関東）を成功させる混雑回避術

せっかく関東の穴場スポットを選んでも、移動や日程の組み方を間違えると、結局「混雑」に巻き込まれてしまいます。子連れの年末年始旅行をスムーズに進めるためには、場所選びだけでなく「時間」と「ルート」の戦略が不可欠です。ここでは、ストレスを最小限にするための具体的な混雑回避術をご紹介します。

穴場の日程はいつ？「元旦」か「三が日明け」が狙い目

年末年始の混雑のピークは、一般的に「大晦日（12月31日）」と「1月2日」と言われています。帰省ラッシュとUターンラッシュが重なるためです。

意外な穴場は「元旦（1月1日）」です。多くの人が自宅や実家で過ごすか、初詣に出かけるため、観光地やレジャー施設は比較的空いている傾向があります。ただし、元旦は休業している施設も多いため、事前の確認は必須です。

もう一つの狙い目は、「三が日明け（1月4日以降）」です。仕事始めに備えて多くの人が帰宅するため、人出が一気に減ります。少し時期をずらすだけで、料金も安く、快適に旅行を楽しめます。

渋滞を避ける時間帯と移動手段の選び方

年末年始の高速道路の渋滞は、子連れにとって最大の敵です。渋滞を避ける鉄則は**「早朝出発・早朝帰宅」**です。

理想は、渋滞予測でピークが始まる「午前7時」よりも前、可能であれば午前5時～6時台に出発すること。車内で子どもが寝ている間に移動距離を稼ぐのが賢明です。

また、移動手段として「電車」を検討するのも一つの手です。秩父（西武特急）や房総（特急わかしお・さざなみ）、那須（新幹線）などは、電車でのアクセスも便利です。車と違って時間が正確で、車内で子どもがぐずってもデッキなどで気分転換できるメリットがあります。

人気スポットを「あえて外す」勇気

「せっかくの年末年始だから、有名なあの場所へ…」と思いがちですが、その考えが混雑を生みます。たとえば初詣。有名な神社仏閣（例：明治神宮、成田山新勝寺、鶴岡八幡宮など）は、三が日で数百万人規模の参拝客が訪れます。

子連れの場合は、無理して有名スポットに行かず、旅行先の穴場的な神社や、宿泊先で静かに新年を迎えるという選択も大切です。「混雑を避けること」を最優先事項としてスケジュールを組むことが、結果的に家族全員の満足度を高めます。

年末年始の子連れ旅行｜関東の穴場旅で注意すべき3つのこと

年末年始の子連れ旅行は、普段の旅行とは異なる準備が必要です。関東の穴場とはいえ、冬の寒さや万が一の事態に備えることは不可欠。最後に、安心して旅行を楽しむための3つの注意点を確認しましょう。

必須持ち物リスト（防寒着・おもちゃ・常備薬）

冬の旅行、特に屋外の穴場スポット（雪遊びや自然散策）に行く場合は、防寒対策が必須です。

• 防寒着: ヒートテックなどのインナー、厚手の靴下、手袋、ニット帽、ネックウォーマー。雪遊びをする場合は防水スプレーも忘れずに。
• おもちゃ・おやつ: 車や電車での移動中、子どもが退屈しないためのお気に入りのおもちゃ、絵本、タブレット端末、個包装のおやつ。
• 常備薬: 子どもの解熱剤、体温計、絆創膏、保湿クリーム。そして**「保険証」と「子ども医療費受給者証」**は絶対に忘れてはいけません。

子どもの急な体調不良に備える（近隣の救急病院）

旅行先で子どもが急に熱を出すことは珍しくありません。年末年始は多くの病院が休診しています。

出発前に、宿泊先や立ち寄りスポットの近隣にある「休日・夜間急患センター」や「年末年始に診療している小児科」を必ず調べておきましょう。 スマートフォンの地図アプリに保存しておくだけで、いざという時の安心感が全く違います。「＃8000（小児救急電話相談）」の番号を控えておくのも良いでしょう。

年末年始の「特別営業」と「休業」の確認方法

「せっかく行ったのに閉まっていた…」という事態を避けるため、事前の営業確認は徹底しましょう。特に年末年始は、通常とは異なる「特別営業時間」であったり、「元旦のみ休業」というパターンが非常に多いです。

公式サイトの情報を鵜呑みにせず、可能であれば直前に電話で確認するのが最も確実です。「年末年始も営業」と書かれていても、どの施設が営業しているのか（例：動物園は営業、併設のレストランは休業など）を細かくチェックすることが、子連れ旅行の計画では重要です。

まとめ：関東の穴場スポットで子連れの年末年始旅行を満喫しよう

年末年始旅行は、子連れにとってハードルが高いと思われがちです。しかし、定番の混雑スポットを避け、関東近郊の穴場に目を向ければ、家族全員がリラックスして楽しめる特別な時間になります。

この記事でお伝えしたポイントをまとめます。

• スポット選び: 「冬こそ魅力的な穴場」を狙う（房総、那須、秩父、みなかみ、三浦）。
• 宿選び: 子どもの年齢に合わせ「部屋食・貸切風呂」や「体験」を重視する。
• 混雑回避: 「元旦」や「三が日明け」に日程をずらし、「早朝移動」を徹底する。
• 準備: 防寒対策と「万が一の病院」の確認を怠らない。
• 心構え: 有名スポットを「あえて外す」勇気が、家族の笑顔につながる。

今年の年末年始は、人混みのストレスから解放され、関東の穴場スポットで、家族だけのかけがえのない思い出を作ってみてくださいね。